関西周辺ですと、JR貨物の貨物列車を時々見かけますが、主力はEF210、EF66等の電気機関車です。EF63 は2~3世代昔の昭和51年製造(24号機)の機関車です。
また信越本線・軽井沢~横川専用の特殊用途の機関車であります。
信越本線・軽井沢~横川は最大勾配6・67%で、以前はアプト式(ラックレールに歯車をかます)で登降する急勾配区間でした。
現在は長野新幹線が開通し、廃止されてしまいました。
全長17m、重量108トン、こんなゴツイ機関車をシロウトが運転出来る所は日本全国でここ以外にありません。
また、走行線が約300m(目測・次回正確な距離を聞いてみよう)、この距離も日本最長でしょう。
座学で半日・運転台で半日講習を受けましたが、文系の頭では細かい所はほとんど解りません(笑)
しかし、運転台横で添乗中に始めて機関車が動いた時の感動はすごいもんでした。
2日目以降、自分が教官殿の指導を受けて操縦するのですが、延べ3時間乗ったのにもかかわらず全く納得のいくものではありませんでした。何せ、運転前のパンタグラフ上昇・空ノッチ試験・通電試験・ブレーキ試験、あまりに操作する場所・回数が多過ぎて覚えきれません。ようやく操縦する段になって、頭が混乱してどうしてよいか分からなくなることも再々です。停める事が難しいのですが、肝心のブレーキの位置・圧力計の見るべきところが全く分かっていませんでした。ATS 作動・緊急停止も2回、散々でした。
しかし、逆説的に言えばシロウトにここまでさせてくれるのも大したものです。ただ運転するだけなら操作する場所・回数も知れたものですので。奥の深さに、ますますやる気が出て参りました。
全く余裕がありませんでしたので、内部の写真は全くありません。
次回は1月11日~13日訓練に出掛ける予定です。
EF63形電気機関車運転講習 への1件のフィードバック