半月ほど前になってしまいましたが、春季休業させて頂きまして、行って参りました。
「軍歌酒場を営業する者としては、市ヶ谷には行かねばならぬ」と以前より考えておりまして、「防衛省・市ヶ谷台ツアー」に参加致しました。
行くまでは、陸軍士官学校があったところで、今は防衛省という認識でしたが、勉強不足でありました。
元々は尾張家上屋敷、御一新後、兵学寮~陸軍士官学校、昭和16年~20年大本営陸軍部、戦後、進駐軍に占領された後、自衛隊総監部など、平成12年より防衛省(防衛庁)という流れでありました。
六本木より防衛庁が移転してきて、建て替えの時に昭和12年建築の旧庁舎の重要部分を圧縮して保存しているのが「市ヶ谷記念館」であります。尋ね損ねたのですが、三島由紀夫氏の事件現場のテラスも保存されているのかな?
極東軍事裁判の行われた大講堂を中心に保存されております。部材も出来る限り当時の物を再使用しており、戦前の空気が少々味わえます。軍服などの展示品も数は少ないですが、質はすこぶる高い物ばかりです。
現在ここには約1万人の職員さんが勤務されており、壮大な御役所であります。
気になるところは、正門の守りです。欧州ではやりの大型トラックを使用したテロに対応できないように思えましたが・・・
厚生棟の売店(PX)も充実しており、良いツアーでありました。東京に行かれる機会があれば是非お勧めしたいツアーです。
事前にインターネット等で予約の必要がありますが、無料です。